2005年08月27日

懐かしの・・・

先般祖父の遺品を整理していたところ、8ミリ映写機を発掘しました。状態はきわめて良好で、見た目は完動品でした。しかし、たった1本のゴムベルトが、こいつの能力を阻害していました。全ての回転系の動力源であるモーターから、各ギアへの伝達部分であるモーターベルトが朽ち果てていたのです。おかげでフィルム送りは完全手動。シャッターや巻取リールが全て連動していたので、スローモーションのパラパラマンガくらいには動かすことができました。まるで戦前の映画だよ。

実際に見つけたフィルムは約30年前のもの。モノクロの画像に磁気信号で音声も記録したものです。今の映画フィルムは音声がデジタル化されてフィルムの隅に光学的に記録されているらしいですが、その1世代前といって良いと思います。最近のビデオカメラはデジタルで撮影したものをMPEG等で圧縮しているため、鮮明ではあるもののブロックノイズやコマ落ちが(初期に比べてかなり改善されたとはいえ)発生し、少し前のアナログ型式(Hi-8やVHS-Cの時代)のものは撮像管の性能からかぼやけた画像が多かったと思います。しかし、このフィルムはモノクロとはいえ鮮明な、それでいて暖かみのある画像がなめらかに続きます。技術の進歩って何なのか、考えさせられました。

最近の映像・音響機器は小さく、手軽に扱えることを目標に作られ、肝心のソースに対する忠実さが失われているのではないでしょうか。わかりやすい例では、レコードからCD、MDと音質が劣化していき、最近はMP3に代表されるごまかしのような手法でサイズを小さくしたデータが、CD並の音質と謳われて流通しています。楽器や声帯からでた音声が機械を通した時点で劣化するのは避けられませんが、それを理解した上で、よりよいものを求めていきたいものです。SACDやDVD-AUDIOのように、少しでも音質を向上させよう、といった努力も企業では為されているようですしね。







などとえらそうなことをいいつつ、HDDレコーダーを買ってしまいました。また金がなくなる・・・
posted by yastd at 01:48| 広島 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こういう事には疎いのですが、なるほど!と理解しました。ありがとうございます。
父が使っていた8ミリの映写機がまだ使えて、(もちろん映像がぼやけているタイプのもの。)カメラも使えるので、学生時代、フイルムと現像代は高かったものの撮って遊んでいました。自分の小さかった頃のをカメラ屋さんに持って行って、DVDに落としてもらいたくなりました。できるのか分かりませんが。
Posted by mine at 2005年08月28日 01:46
mineさんへ。
8ミリをビデオやDVDに落とすサービスは全国各地にあるみたいです。時間によってかわりますが、10分で5000円程度が相場のようです。
Posted by Yastd at 2005年08月29日 21:04
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